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ターコイズ(Turquoise)についてのGR店長的スタンス
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★『ターコイズ(Turquoise)についてのGOLD RUSH的スタンス』
インディアンジュエリーで最も良く使われるターコイズという石。これをご覧いただいている方の中にも、
この石の魅力に惹かれている方はたくさんいらっしゃることでしょう。
しかし同時に店頭でお客様と接していると、
『ターコイズって何でこんなに値段が違うのか???』
という疑問を持たれる方もたくさんいらっしゃるのが事実です。
これは、最初に日本に紹介されたインディアンジュエリーの多くに、
所謂『お土産品』的な品質のものが多かったことが原因であると僕は捉えています。
今回は、この場を借りてターコイズの『値段の違い』について長くなりますが、出来るだけわかりやすくご案内します。
ネイティヴアメリカンのジュエリーに使われるターコイズの多くは、ネバダ、アリゾナ、ニューメキシコ、コロラド州辺り
(彼らの住んでいる居留地のあるところ)で採掘されたものです。
最近は中国など海外から輸入されたものも使われています。
その値段の違いは、以下にお話する2つの視点から考えていただくと納得いただけるのでは?と思います。。
1:その石がいかに『天然』の状態に近いものなのか。
この、いかに『石』が『天然』の状態に近いか?というのが、ターコイズの値段が決まる1番目のポイントです。
これから色々お話ししますが、実はこのことをご理解いただくだけで十分なのです。
ターコイズという石はもともと硬度が低い(柔らかい)石です。
良質のターコイズは、美しい色そして十分な硬さを持っています。
しかし鉱山から採掘されるもの全てがそういった品質を持っているわけではありません。
ハイ〜ミディアム〜ローと品質の低い石ほど色が薄く、柔らかいものになります。
最も品質の低いローグレードのターコイズをアメリカでは『チョーク(Chalk)』と呼ばれることもあります。
黒板に書くときに使うアレを想像していただくと分りやすいかもしれません。
そんな様々な品質のターコイズ、特にミディアム〜ローグレードのターコイズをどうやったらジュエリーに使うことが出来る
(商品価値を持つものにする)か?という目的を持ってこれらのターコイズは、人工的に加工されるのです。
石の値段はその加工のされ方で大きく変わってきます。
つまり、ターコイズは『自然の状態で無くなる程、値段は安くなる』わけです。
『ターコイズ』と呼ばれる石を僕達は、おおざっぱに以下のように区別しています。
1:全く自然の状態のままの石
2:特殊加工によって硬度を上げたもの、または『透明』な樹脂を染み込ませて硬度を上げた石
3:『着色』した樹脂を染み込ませて硬度を上げた石
4:いったん粉砕して『着色』した樹脂で固めたもの(いわゆる『練りターコイズ』)
4→1の順に値段が高くなっていきます。かなりの差があることをご理解ください。
また、天然のターコイズの値段は決して安いものではないということも同時にご理解ください。
つまりターコイズを使ったジュエリーの値段というのは、そのジュエリーにどのターコイズを使っているのかで大きく変わるのです。
特に『1』と『2』を僕達は『天然のターコイズ』としてお客様にご案内しています。
ただし、『1』のターコイズを使ったジュエリーは数も非常に少なく、
使用状況によって変色やひび割れもおこりますので、現在のところ当店では殆んど扱っていません。
僕自身が何度か『痛い目』にあっているので、十分にそのリスクを十分に説明してお客様にお求めいただくより、
ある程度硬度を増した加工をした石を使ったものをお求めいただいた方が、よりネイティヴアメリカンジュエリーを
気軽に楽しんでもらえるのではないか?と僕は考えます。
じゃあ『着色』した石には値打ちが無いのか?、決してそうではありません。
『着色』した石は『安い』だけで値打ちが無いことにはなりません。
人それぞれの心でそのターコイズを『美しい』と感じるものは、決して同じではありません。
ご自身の気に入ったターコイズが、たまたま高額だったのであれば、それから買おうかどうしようか悩めばいいんです。
もし、自分がジュエリーを作る立場だったらどうする??と考えてみれば納得していただけるでしょう。
自分にその技術があったとしたら、さてどのターコイズを使いますか?
特別なる理由の無い限り、自分の気に入ったものでしか作らないでしょう。
そうなんです。
そのジュエリーを作った人が『何でこの石を選んだのだろう?』という視点で作品を見ると、作者の好みが見えたりする時があります。
これが、ネイティヴアメリカンジュエリーを手に入れる大きな醍醐味の一つなんです。
それが、最初に石の産地だとかクオリティーありきという視線で見てしまうと上質のジュエリーを見つける目が曇ってしまいます。
2:その石の持つ希少性がどれほど高いか。
ターコイズの値段は、『その石が持つ希少性の高さ・低さ』でも大きく違ってきます。
アメリカのターコイズは、『ランダー ブルー』『ブルージェム』『ナンバーエイト』『セリロス』等など…
主に採掘される鉱山の名前で呼ばれます。
それぞれの石をじっくり観察してみるとそれぞれに独特の色合いや模様があったりして、ますます興味がそそられます。
人の好みはそれぞれなので、どれが一番良い石なのかを決めるのは意味が無いように思います。
しかし、人の心は不思議なもので……
『これは、珍しい。』とか『これが無くなればもう手に入らない』とか言われると俄然欲しくなる気持ちが強くなったりします。
つまり、需要と供給のバランスがとれていない(人気はあるけど採掘量が少ない、もしくはゼロ)ターコイズは
値段もどんどん高くなっていくわけです。
そこに前にお話しした『石の状態による値段の違い』が関わってきますので、値段の開きはますます大きくなるのです。
具体的には、1カラット(0,2グラム)あたり数十セント〜数百ドルといった位でしょうか。
アルバカーキのあるショップで、1カラット1ドルの石と1カラット30ドルの石を本気で見比べましたけど
、正直『30ドルの方が高そうなやぁ…』とは思いましたが、その値段の差には納得がいきませんでした。
(とは言いながら、その30ドルする石の山の中から極上のブツを発見してしまったので思い切って『発射』してしまったのですが…)
最近では、アメリカに行ってもめったに目にすることの出来ない希少なものを日本で見かけることがあります。
『そんなに高く売れるんやったら、手放してもいいかのぉ〜』とアメリカのコレクターが石を日本人に売ったりするからです。
そうなると当然石の値段の相場がどんどん上がってしまい、やがて我々庶民が気軽に手を出せる代物ではなくなってきました。
古着やビンテージ楽器なんかと同じですね。もう『最初に名前ありき』の『ブランド』になってしまった感があります。
アメリカ産の一部のターコイズは、残念ながらそうなってしまいした。
そうならないように僕は出来るだけ多くの色々なターコイズを使った上質の(上質=高額ではない)のジュエリーを
紹介、提案をしていけたらなと思っています。選択の幅は広いほど良いでしょう。
数は決して多くはありませんが、少しずつ良質のターコイズを使ったジュエリーを増やしてきました。
急には無理ですが、これからも良質のジュエリーをどんどん増やしていくつもりです。
あまり過度の期待をなさらずに楽しみにしていてくださいね。
あと、お客様からよく尋ねられる質問で、『ターコイズの見分け方ってあるのですか?』というのをよく受けます。 ここでお答えします。
ターコイズの完全な見分け方を僕は知りません。逆に知ろうという気がまったくありません。
経験上『多分そうじゃないかな?』位の目は持っていますが、それ程あてになるものではありません。
ただし、僕なりに『これ!!』という良質のものを見つけ出すのは得意です(売れる売れないは別の話で・・・f ^ ^)。
ただ一つ皆さんに提案したいのは、
『自分の気に入ったターコイズジュエリーは自信を持って身につけて楽しんで下さい』ということ、
これだけなんです。
自信が持てるには、やはり信用のおける店でお求めになるのが一番よいと思います。
僕の店に並べるジュエリー選びの特徴は、値段の高い安いは別に
『どれ程手作り感があるか?』『遊び心は?』という視線で選ぶことです。
ゴールドラッシュでお求めになった方が、そのジュエリーを身に着けてどこに行っても決して恥をかくことのないような
ジュエリーを品揃えすること。ターコイズに関しても同じです。
これが、ゴールドラッシュ的ターコイズに関してのスタンスです。
GR 店長
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